結論から言うと補助輪を地面から浮かすと補助輪有りから無しまでのつなぎの練習が出来て効率的という話
まず、自転車に乗れるというのはどういう状態なのか
①バランスを保てる速度が出ている
②ペダルを回して駆動できている
③ハンドル操作をして転倒しないようにバランスを保てている
つまり、ハンドル・ブレーキ・ペダルを同時に行う必要がある
やみくもに取り組むよりも、戦略的に練習方法を考えて取り組んだほうが効率的
子供も親も楽で苦痛が少なく出来るだけ怖くない方法にしたい
背中を押す介助は親も疲れる、子供もバランスを取りづらく怖さも増すため効率が低い
効率を無視しても練習の頻度が多く、時間が長ければ習得に有利だが、
子供はすぐに飽きる傾向があり、適切な課題設定やフィードバックが必要
練習する場所について
ゆるやかで幅が開けた下り坂が向いている、さらに良いのは下り坂の先が平らになる所、道幅が狭いと怖さを感じる。
下り坂の理由は加速する負担を減らすため、背中を押さずに自然な加速ができる。
車体の調整について
サドル位置を出来るだけ低くする工夫
ペダルレンチや補助輪外しについて
子供は手が小さく握力も小さいためブレーキレバーの調整が重要、ブレーキ自体のバネも弱めに調整しておく
乗車姿勢が重要、ハンドル位置の調整をする
転倒のリスクは減らしたい
怖いとか、痛いのはモチベーションが下がる。
ヘルメット、手袋、肘当て、膝当てで怪我の予防
適切な難易度を設定する。
補助輪を早く外したいという考えが多く、その気持ちも分かる。
しかし、補助輪付きで最適なことがある。
補助輪の利点
車体が立ったままのため、ペダル駆動に集中して取り組める
スピードがあがるまでは、ペダル位置に意識を向ける必要がある、6時12時位置は駆動しづらい、3時9時が一番力が入るが、漕ぎ始めは駆動しづらい位置になってしまう。
駆動し始め、駆動中のペダル操作に集中して練習できる。
ペダル位置が気になってしまうが、駆動時に下を向かないように声掛けをする
車体が安定するので怖さを感じにくい
補助輪の欠点
補助輪がついていると駆動時に抵抗となり速度が上がりづらい。車体が立ったままのためハンドル操作のコツが学習されにくくなる。2輪の特性として、スピードが出ている方が安定する。確かに遅ければ怖さや転倒時のダメージは小さいが、ある程度の速度にならないと車体が安定しないのも事実。
ハンドル操作の練習
車体の取り回しやハンドル操作になれるには
補助輪とペダルを外して練習するのが良い
キックバイクはシート位置が低い、軽い、凸部が少なく蹴りやすい
補助輪に慣れてきたら、いいとこ取りをしたい。
補助輪の位置、
①スピードが上がりづらい、転倒しづらいためペダルの練習に向いている
②スピードが出やすい、徐々にバランスを保つ練習に以降しやすい
補助輪を地面から浮かせておけば、車体が傾きすぎないため怖さを感じにくく駆動に集中できる。速度が上がったら補助輪が地面と接触した音が鳴らないように意識してハンドル操作をすることでバランスを保つ練習になる。
この自転車は補助輪の高さが調整できるようになってました。